皆さんは「なぜ勉強しないといけないの?」と質問されたら、どう答えますか?
この質問に正解はありませんが、今までの経験を元に勉強嫌いの私が思う「勉強をする理由」をお話しします。
■私が思う「勉強をする理由」
一言で言うと「自分を守るため」
勉強をして沢山知識があると視野が広がります。
それだけで随分人生は変わってきます。
■もう一人の自分に苦しめられた子供時代
いつからかはわからないけど、気付いた時には私の中にもう一人の私がいました。
とても支配的で言うことを聞かなければ、両親が死ぬと脅してきました。
呼吸の仕方、手の洗い方、蛇口の閉め方、布団をめくる角度…
偶然触れた物はもう一度触れる。
思い出しながら書いているけど、改めて普通ではないな。
と感じます。
もちろん当時も感じていたので、誰にも相談できずにいました。
変な人って思われたくなかったから。
■乗り越えたきっかけ
私は高校を卒業し看護学校に進学しました。
相変わらずもう一人の私もいましたが、子供の頃に比べ出てくる頻度は少なくなっていたと思います。
そんなある日、精神科の授業である病名を知りました。
それは「強迫性障害」
私のことだ。
すぐにそう思いました。
これは病気だったの?
私は変じゃなかったんだ。
その瞬間、全身が震えたのを覚えています。
世界が明るく感じ、ずっと背負ってきた重たい荷物を全て下ろし、明るい世界に吸い寄せられる感覚になりました。
看護師になるために得た知識が、長年苦しんでいた症状から救ってくれたのです。
今でも声は聞こえます。
でも言いなりにならなくても大丈夫だと、今の私は知っているので苦しめられることはありません。
■どう伝えるか
これらは経験したからこそ気付けたわけで、「何で勉強しなきゃいけないの?」と漠然と思っている子供たちに伝えるのは難しいですね。
色んなことを知っていると言うことは、何か問題にぶつかった時に解決する方法が沢山あるということ。
色んなことを知るために勉強をしているの。
と、伝えていますが算数の宿題でジュースとお茶が5分の4Lずつあって、ジュースを4分の1L飲むと残ったジュースの量はお茶の量の何倍になりますか?
と言う問題に対し、
「いちいちそんなこと考えながら飲んだりしないわ」と突っ込んでしまった私でした。
*強迫性障害は病院で診断されたわけではありません。
もしこの記事を読んで、もしかしたら自分もそうかも…と思った方は一度専門家に診てもらうことをおすすめします。